5月末の新緑の季節に、戸沢村にある「幻想の森」に行ってきました。
最上峡の山奥にある幻想の森は、樹齢千年を超えるといわれる天然杉が群生する雄大な風景が楽しめるスポット。
最近ではJR東日本「大人の休日倶楽部」のCMで吉永小百合さんが訪れた地としても話題となりました。
幻想の森の見どころや行き方をご紹介します。
幻想の森とは
幻想の森は、戸沢村を流れる最上川の中流に位置する最上峡にあります。
案内板にもある通り、タコ足状に幹が分かれた老杉が多くあり、その多くは樹齢数百年、中には千年を超えるほどの杉の木もあります。
最近ではJR東日本「大人の休日倶楽部」のCMで、吉永小百合さんが訪れた地としても話題になっています。
CMで見る映像通りの壮大で神秘的な雰囲気を持つ幻想の森は、澄んだ空気で満ち溢れています。
幻想の森への道
幻想の森への入口は、戸沢村の国道47号線沿いにあります。
同じ47号線沿いにある白糸の滝ドライブインよりも、少しだけ新庄市寄りです。
入口には「幻想の森」と書かれた小さな看板があります。
看板の方へ入り、15分ほど山道を進むと到着します。
車を降りてすぐに杉の巨木の群生地を目にすることができるので、体力に自信がない方でも訪れやすいです。
写真は幻想の森へ行く途中の道です。
車1台が通れるくらいの細い道で、対向車が着た場合にはすれ違うことのできるポイントまでバックしなければいけないことも。
車幅の広い車、車高の低い車はかなり注意が必要です。
曲がりくねった急こう配の砂利道なので、車酔いのしやすい方はあらかじめ対策を。
冬期間は雪で閉鎖、大雨時も注意
雪深い場所なので、冬期間は閉鎖されます。
例年、閉鎖期間は12月~ゴールデンウィーク頃となっています。
閉鎖期間以外も、大雨が降ると土砂崩れの危険などから閉鎖されることがあるので、行く前には「戸沢村観光物産協会」に問い合わせてから訪れるといいでしょう。
樹齢千年の天然杉
森へ一歩足を踏み入れると、これまでに見たことがないような大きな杉の木が迎えてくれます。
幾又にも分かれ、くねった幹は、不思議な感じ。
幹周りは太いもので15mもの大きさです。
訪れたのは5月末、山形では新緑の時期です。
たくさんの植物が元気に若葉を芽吹かせていました。
散策路には木製チップが敷かれているので歩きやすいです。
30度を超える暑い日でしたが、背の高い木々が茂りとても涼しく感じました。
折れた木に絡みつく葉。
この木も太さは50cmはありそうな杉だったけれど、根本から斜めにざっくり折れていました。
豪雪地帯なので雪の重さに耐えられず折れてしまったのかなあ。
秋になると絡みついた葉が紅葉し、幹にはきのこが生えてくるんだよ、と地元のおばあちゃんが教えてくれました。
子供は木の周りを1周する間に、木の周りをまわっていたことを忘れてしまうくらいの太さです・・・。
土湯スギとも呼ばれるこの大きな天然杉は、この付近一帯に分布していますが、散策路があるのはほんの一部。
幻想の森は、30分もあればゆったりと静かな空気を味わいながらでも、一周できるくらいの広さです。
「幻想の森」の基本情報
名称 | 幻想の森 |
所在地 | 山形県最上郡戸沢村古口土湯 |
戸沢観光物産協会HP | とざわを旅する。 |
近くのおすすめスポット
幻想の森は、「最上川船下り」の乗り降り場や「白糸の滝ドライブイン」、「草薙温泉」からも近く、最上川の風景を堪能できるスポットと合わせて観光するのがおすすめです。